雑誌読み放題アプリの2トップ「dマガジン」・「楽天マガジン」を比較してみた

最近、雑誌読み放題アプリを見かけるようになりました。

特に美容室では席の前に雑誌の代わりとしてタブレットを置くお店が増え、タブレットに入っている雑誌読み放題アプリを使って、好きな雑誌を読むことができるようになっています。

ただ、雑誌読み放題アプリには多くの企業が参入し、実際に雑誌読み放題を楽しみたいと思ったとき、最初に悩みやすいのはどのサービスを選んだらよいかわからないということです。

今回は、その中でも特に人気の高い「dマガジン」と「楽天マガジン」を比較してみました。両者ともに月額400円前後で利用できるもので、現在どちらかのアプリを利用している方も違う方のアプリと比較してみる機会として見て頂くことをお薦めします。

 

雑誌読み放題アプリとは

1冊ごとの雑誌代を気にせず、定額料金を支払うことにより読み切れないほどたくさんの雑誌を楽しめるサブスクリプションサービス(サービスや製品を一定期間利用することに対して、お金を支払う方式のこと)です。

・書店の雑誌コーナーにおいてある本を、ほぼ全部読めるような感覚
・いつでもどこでも雑誌を見ることができる
・バックナンバーが読める
・大量の雑誌数の割に低料金
・一部のアプリでは、ポイントで料金を支払える

 

さて、この雑誌読み放題アプリをネット検索すると、よくこの大手二社のアプリが表示されたり、比較されたりしています。

dマガジン(株式会社NTTドコモ)
楽天マガジン(楽天株式会社)

ほかにも雑誌読み放題アプリはあるのですが、この2つのアプリの評価が抜けているためです。

 

まずは、この2つのアプリの共通点をピックアップしました。

1 配信雑誌
人気雑誌500冊以上が読み放題(さらにバックナンバーも読むことができる)

2 ジャンル
総合週刊誌、女性ファンション、男性ファッション、男性ライフスタイル、ヘアカタログ、お出かけ・グルメ、ビジネス・国際情報、スポーツ・車、エンタメ など

3 対応デバイス
スマートフォン、タブレット、パソコンに対応

続いて、各雑誌の特徴を挙げていきましょう。

dマガジン

料金 月額400円(税抜)

 

利用するには ドコモ利用者はネットワーク暗証番号が必要、それ以外はdアカウントの登録が必要(=ドコモユーザー以外の方も使えるのです。)

 

料金の支払方法 ドコモ利用者は当該月の対象回線契約の利用料金と併せて支払い、それ以外はクレジットカードにより支払い

 

企画・特典
・初回31日間無料
・契約時に31日間無料が適用されるキャンペーンを実施している。
・おかえりなさいキャンペーンなどのカムバック企画を実施している場合は、再度31日間無料が適用できる場合あり。
・アカウントがあれば、31日間無料。
※31日間経過後は当月分の月額使用料が発生(下記参照)。

例)3月30日をもって31日間経過 ⇒ 3月30日まで無料
3月31日から月額使用料が発生 ⇒ 3月分使用料400円(税抜)
4月1日から4月30日までの月額使用料 400円(税抜)
日割計算制ではないので、注意しよう
※無料期間中の解約は、料金が発生しない ⇒  dマガジン31日間無料お試しページへ

 

使用機数上限 一つのdアカウントで最大5台+PC1台まで利用可能

 

操作性
・選んだジャンルがピックアップし、次から次へと本が表示されるので、選んでいて楽しい
・紙をめくるようにタップして読める
・小さな文字もピンチ(二本指で拡大縮小)操作でラクラク読める
・読み飛ばしもできる
・お気に入り、目次、一覧(1ページごとのサムネイル表示機能)、雑誌紹介をタップでラクラクバックナンバー表示
・クリッピング機能付き

クリッピング機能は1ページごとで最大100ページまでですが、解約までアプリ内に保存することができます。

dポイントはもらえるの?
利用料金の支払いで、下記のとおりポイントがたまる。

ドコモ回線契約者 1,000円で10~100ポイント(ドコモのケータイ及び「ドコモ光」利用金額に応じてポイントがたまる)

上記以外 100円につき1ポイント

 

dポイントで払える? 不可

 

解約方法

dマガジン・サイトから解約する方法
① dマガジン・サイト トップページより、青い「ログイン」ボタンを選択し、dマガジンを契約した際のdアカウントでログイン。
② ログイン状態で、dマガジン・サイトを再表示し、ページ下部*の「dマガジン会員の登録/解約」を選択。
③ dマガジン会員の解約ページから「dマガジン会員を解約する」ボタンを選択。
*スマートフォン(Android)の場合、アプリダウンロードボタンの上にある。

dマガジン・アプリから解約する方法
[Android機種のみ]
① dマガジン・アプリを立ち上げる。
② アプリTOPのメニュー(横三本線)を選択。
③ メニューの「アカウント」を選択。
④ 「サービス解約」を選択し、dマガジン・サイトのdマガジン会員の解約ページへ移動。
⑤ dマガジン会員の解約ページから「dマガジン会員を解約する」ボタンを選択。

[iOS機種の場合]
dマガジンアプリからの解約不可。dマガジン・サイトから手続きをすること。

解約後はただちにdマガジンが利用できなくなるので、要注意
選んだジャンルの雑誌がピックアップ表示され,選ぶのが楽しい。
堅苦しいデータベース感がなく、楽しみながらサクサク探して読む感じなので、通勤・美容室など時間のスキマ埋めに利用しています♡

31日間無料キャンペーンでdマガジンを試してみる

 

楽天マガジン

料金 月額380円、年額3,600円(月払換算300円)(ともに税抜)

利用するには 楽天会員の登録が必要

料金の支払方法 次の3種類
・クレジットカード
・月次決済に対応しているデビットカード
貯まった楽天ポイントでも支払いが可能

企画・特典

 (1) 初回31日間無料
初回契約時に31日間無料が適用されるキャンペーンを実施している。
楽天会員であれば、初回のみ31日間無料。※31日間経過後は当月分の月額使用料が発生。
例)月額払いの場合
3月30日をもって無料期間終了 ⇒ 3月30日まで無料で、以降は30日サイクルで課金
3月31日から4月30日まで(=30日間) ⇒ 月額利用料380円(税抜)
日割計算ではないが、30日サイクルというのがdマガジンと違うところ
※無料期間中の解約は、料金が発生しない ⇒ 楽天マガジン31日間無料お試しページへ

 (2) 楽天マガジン年額プラン申込みで、1,000楽天ポイントGET!
⇒ 要エントリー

 (3) このほか月額払いの場合でも、楽天ポイントプレゼント企画を実施している場合あり

使用機数上限 アカウント一つのアカウントで最大5台+PC2台まで利用可能

操作性
・雑誌を探すをタップ>ジャンルをタップ>「新着順・雑誌名順・人気順」で読みたい雑誌を選ぶ
・雑誌を選んだら「読む」をタップする
・紙をめくるようにタップして読める
・小さな文字もピンチ(二本指で拡大縮小)操作でラクラク読める
・目次・お気に入り・付せん機能
・記事を1回タップすると各ページのサムネイルが表示される
・ダウンロードしておけばオフラインでも利用可能(永久に保存できるわけではない)
・クリッピング機能はない

dマガジンにも共通して言えるが、両者ともスマホ・タブレットのスクリーンショット機能で1ページずつ雑誌の内容を保存できるので、クリッピング機能がなくてもさほど不便さは感じない

楽天ポイントはもらえるの?

利用料100円につき1ポイントがもらえる。⇒ただし、下記参照。

超重要 2021年2月1日発生以降のサービス利用料分からもらえなくなる

楽天ポイントで払える?  可能

解約方法
楽天マガジン公式ホームページの『ご契約内容の確認・変更』から手続きすること
(アプリからの手続きは不可)

手順

1.楽天マガジン公式ホームページを開く
2.画面右上のメニュー([ログアウト]右隣にある3点リーダー)をタップ
3.[ご契約内容の確認・変更]をタップ
4.画面下部にある[解約ページへ]をタップ
解約後も課金期間中は利用可能(利用可能期間は手続後に表示される)

ホーム画面下の「雑誌を探す」をタップして初めていろいろな検索機能が使えます。また、雑誌を選んだだけでは本は読めず、「読む」をタップしてやっと読むことができますが、慣れてくれば気にならないと思います。
今後、dマガジンもどうなるかわからないけど、2021年2月1日以降発生する料金から楽天ポイントがもらえなくなるのは寂しいです。。

31日間無料キャンペーンで楽天マガジンを試してみる

 

法人向けプラン比較

雑誌読み放題アプリには、法人向けプランが存在します。なぜでしょう?

上記の雑誌読み放題アプリはあくまで一個人で利用するのが条件となっているため、料金を支払っている以外の人がお客様など本人以外に利用させること(商用目的利用)は禁じられているのです

この商用目的に特化したプランが法人向けプランというわけですが、今まで紹介してきた個人向けプランより料金が高額になっています。

 

 

特徴

美容院では施術中などのお客様のため、雑誌を用意する店が多いと思います。でも、お客様に用意した雑誌が、トラブルの原因になってしまう場合があります。

「ダイエット!? 若く見せるコスメ・ヘアスタイル!? この表紙の女優大キライ!!  なんで、私にこんな雑誌を用意するの!!(怒)」
「せっかく用意してくれたけど、私が今読みたい本じゃないし(残念)」
「本を開いたら、他の客の髪の毛が挟まってて、不快・不潔(怒)」

こういった余計なトラブルを防ぐため、雑誌読み放題アプリは最適です。お客様が読みたい雑誌を選んで楽しめるので、導入する店が増えてきました。

・雑誌の管理、購入、廃棄の手間をはぶく
・雑誌の損耗・汚れがない ⇒ 清潔感をPRできる

また、雑誌読み放題アプリは美容室だけではなく、病院、カフェ、高速バス、空港、企業の情報収集など幅広く利用可能です。

 

注意点

・やはり年配の客層には、タブレットは不向き。ある程度高齢者向けの雑誌を数冊用意しておく必要あり。
・タブレットの充電残量管理は怠らないこと。予備機を用意しておく必要あり。
・店内にWiFi環境を整えること。当然、タブレット購入(リース)費用も念頭に入れておくこと。

 

二大アプリの法人向けプラン

それぞれの特徴は、次のとおりです。

dマガジン for Biz

・1エリア同時接続10台まで可能(以降5台ごとに追加可能)
・店で用意した端末、客のスマホ等の端末で利用可能
・配信雑誌数は通常アプリよりやや少ない傾向にある。
・初月無料のトライアル企画あり
・お気に入り、クリッピングの機能が使えない(不特定多数の人が同じタブレットを利用するため)
料金 1エリア1~10台まで5,000円/月、以降5台追加ごとに2,500円/月(すべて税抜価格)

初月無料トライアルで「dマガジン for Biz」を試してみる

 

楽天マガジン法人プラン

・1IDで端末1台のみ接続可能。契約数に上限なし。
・店で用意した端末しか利用できない。
・配信雑誌数は通常アプリよりやや少ない傾向にある。
・31日間無料トライアル付き(初回登録時のみ)
・お気に入り、付せんなどの機能が使えない(不特定多数の人が同じタブレットを利用するため)
料金 1つのIDにつき年額6000円(税別)
楽天ポイントの付与はなし。

31日間無料トライアル付き「楽天マガジン法人プラン」を試してみる

 

まとめ

料金  楽天マガジン(月額払380円、年額払3,600円) > dマガジン(月額払400円⇒年払換算4,800円)(すべて税抜)

ポイント  dマガジン > 楽天マガジン (楽天マガジンは、2021年2月1日料金発生分以降、楽天ポイントがもらえなくなる)。

ビジュアル・操作性  どうしても主観的にならざるを得ないが、サクサク操作できて雑誌をタップするとすぐに読めるdマガジンの方が良いと感じた。

サービス・キャンペーン  どちらも初めての31日間は無料で使える(途中解約でも料金の発生はなし)。

そんな感じですので  どちらを選んでも「大失敗!」ということにはならないはず無料期間を上手に活用して比較してみましょう!

 


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