最近、こんな記事を目にしました。
Amazon.co.jpでの注文時にマケプレお急ぎ便を指定したら、配送料が99万9999円だった――。あるマーケットプレ…
出典:ねとらぼ様 『Amazonで送料が99万9999円に!? マケプレお急ぎ便の思わぬ罠に不満噴出』(2023年02月01日)
これ、「いつものやつ」とも言うべき Amazonでお馴染みの事例です。ここまで金額は大きくないけど、1万円近いものとか「どこの送料を基準にしとるんや」と言いたくなるものをたまに見かけます。
でも、ほんの少しだけ注意すれば、100万円も送料を払うというトラブルからカンタンに回避できます。
ついでに、わかりにくい「Amazon Prime 送料無料の仕組み」も勉強しちゃいましょう!
罠の仕組み
罠はマーケットプレイス商品にあり
Amazonでは、簡単に言うと ①同社の直販品、②マーケットプレイスと呼ばれる同社以外のセラーが販売する品 、以上2種類の商品があります。
問題は②のマーケットプレイス。こちらはAmazonの商品を保管し発送する倉庫(「FBA」といいます。)に預けないで、セラー自ら発送する方法があるんです。
ではなく、普通に宅配業者へ頼んで発送します。
1個の商品で宅配業者に100万円も払うわけがありません。ニュースの事例の場合、宅配業者に払う送料はせいぜい数千円でしょうから、差額の約99万円は自分の財布に入れるというわけです。
マーケットプレイスの見分け方
3パターンに分けて説明します。内容が分かっている人は読み飛ばしてくださいね。
① Amazon Prime(アマゾンプライム)の会員であれば「Prire」マークが付く商品。
⇒ アマゾンプライムの会員は送料無料
⇒ そうでない場合も、Amazonから発送する商品の合計額が2,000円以上なら送料無料
② 出荷元がAmazon.co.jpとなっている商品
⇒ 上の①と同じ取扱いです
③ 上記①と②以外の商品
⇒ つまり、販売元と出荷元がAmazon.co.jpではない商品で、今回気をつけなければならないのはこちらです。
下の画像で言うと、①か②が左側、③が右側になります。(画像はクリック〔タップ〕すると別窓で拡大表示されます)
罠を避ける方法
と言ってもツールとかを使うのではありません。見分ける方法を覚えましょう。
1.Amazon Prime(アマゾンプライム)の商品を選ぶ
⇒ Amazon Prime会員でない場合は、出荷元がAmazon.co.jpとなっている商品を選んで(下の画像を参照)、できれば安い生活必需品等(出荷元:Amazon.co.jpの商品)も一緒に購入して、合計金額が2,000円以上(税込)となるようにすれば送料が無料になります。
2.ついうっかり上記の方法を失念して、ノーチェックで商品をカートに入れてしまった場合
① 右上にあるカートボタンをクリック(タップ)するとショッピングカートに入った状態を参照できます。
⇒ 何と、ここで配送料はまだ表示されません。
② 購入の手続きを進め、この画面が表示されたときに配送料が表示されます。間違って上の黄色ボタンをクリック(タップ)しないでください。
③ キャンセルするには、ブラウザの「戻る」ボタンを使うなどして①のショッピングカートまで戻って、商品概要の下にある「削除」をクリック(タップ)します。
まとめ
Amazon Prime(アマゾンプライム)会員であれば、Amazonの商品はすべて送料無料と勘違いしがちです。
くどいですが、おさらいをすると
・ 「Prire」マーク(※)が付く商品の場合、アマゾンプライムの会員は送料無料
・ そうでない場合も、Amazonから発送する商品の合計額が2,000円以上なら送料無料
(※Primeマークは、Amazon Prime会員にならないと表示されません。)
〔あと、Amazon公式サイトのヘルプページ(配送料について)、同(Amazonマーケットプレイス出品者の配送料と配送条件の確認方法)も読んでおきましょう。 〕
という条件ですが、逆にこのことを押さえておけば、ダマされる可能性はグンと減ることになりますよね。
あとは、
実は、マーケットプレイスって お互いに他社と競争していることから、送料無料の商品もたくさんあるんですよ。
最初からマーケットプレイス商品を無視しないで、上の二枠の知識を押さえながら お得な商品を探しましょう!
おわりに
残念ながら昔の日本の企業のように、苦情が多い点は改善していくという考えを持つ時代は終わったのかもしれません。利益にならないことに費用と手間をかけているなどと機関投資家からネガティブな印象を持たれたら、株価が下がることになりかねないからです。
余計なトラブルに巻き込まれたり、くらだない損をしないようにするには、自分で勉強してトラブル防止術を身につけていきましょう。
この記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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※ 本記事は2023年2月3日現在の内容で記載しています。記事の内容が古くなったこと、内容に誤りがあったことが原因で不利益を被った場合、当方では一切責任を負いませんので、予めご了承願います。