先月、私が使っているPC(パソコン)で、セキュリティソフト「ノートン360」からこんな通知がありました。
実は、その数日前、現在使ってない自動車保険の会社からお詫びの手紙が届いてました。
どんな内容かというと「顧客の個人情報が海外のサイトに掲載されているのを確認しました」というもの。つまり、保険会社で持っている個人情報が漏洩したのです。
やばい! と思ったときは 手遅れかも!?
今回の場合は、とっくにダークウェブ(リンク:Wikipedia)に、私のを含む約70万件の顧客情報が掲載済み。
保険会社の調査によると、クレジットカードの番号やWebページのログインパスワードが漏れていなかったことで、これがせめてもの救いになるでしょうか。
でも、もはやその保険会社など信用していません。
ちなみにお詫びの手紙の中には500円分のQUOカードが同封されていました。私の個人情報のお値段は500円というわけですな…
個人情報の値段って考えたことありますか?ちょっとしたアンケート調査や懸賞応募の時に書いた自分の「住所・氏名・年齢・性別・電話番号」、何かの会員になったりサイトでユーザー登録する時も、ほぼ同じレベルの個人情報を書いたり入力したりすると思います[…]
個人情報が漏れてしまったら
漏洩した情報というのは、①姓のみ(漢字、カタカナ) ②性別 ③生年月日 ④メールアドレス ⑤証券番号 ⑥顧客ID ⑦車名と等級 らしく、車の情報は古いので構わないのですが、肝心なのは人間の情報。クドいけど、上記の情報だけが漏洩したとは到底信じられません。
ノートンからの通知には続きがありました(下記画像をクリック〔タップ〕すると別窓で拡大表示されます)。
(某自動車保険会社からの通知でも注意を促す文言が書かれていたことを付け加えます。)
この内容を踏まえながら考えていくと、やらなければならないことは、
・漏洩した電子メールアドレスをログインIDとして使っていたら、速やかに変更(最低限パスワードは別のものに替える)
・再設定するパスワードは、強固で安全なものにする(ノートンだけでなく、Google Chromeでも作れます)
・普段は見ないような、会員登録しているサービスからの通知を見るようにする。
になると思います。
あと、大きなお世話かもしれませんが、
・スマホで銀行アプリは使わない(スマホが盗難に遭うと、セキュリティを二段階認証にしていても突破されやすい。)
・ネットバング、証券会社など自分の財産を預けているWebサイトでは、電子メールアドレスをログインIDに使わない(使わせないようにするのが主流みたいです。)
以上をオススメします。
そして、大きなお世話ついでにもう一つ、次で紹介します。
市販のセキュリティソフトの重要性は?
今回のノートン博士からの通知が、自動車保険会社の手紙到着前だったら頼もしかったのに。まあ、裏を取らずに通知して、それが間違っていたら会社を潰しかねない大問題に発展するので、仕方ないのでしょう。
そもそも、他人に預けた情報漏洩を未然に防いでくれるセキュリティソフトなんて存在しませんから。
今回の事例では、セキュリティソフトの有る無しは関係ありませんが、普段使いは別です。とても重要な役割を担ってます。
そのセキュリティソフトですが、端的に言ってしまうと、OS標準のセキュリティでほぼ大丈夫です。心配なのは、未知の脅威については対応してくれず、これは市販のセキュリティソフトを導入するしかありません。
あと、一部紳士の方々向けページに時々あるのですが、次から次へと広告が現れることがあります。こういうサイトを閲覧する習慣がある人は、市販のセキュリティソフトを導入することをオススメします。
ていうか、こういう人は ノートン(Norton) とか是非導入しませんか? 危険なサイトは問答無用で遮断してくれますよ。
世にコンピューターウイルスが蔓延し、セキュリティソフトが販売されてから十数年、対ウイルス用のワクチンソフトから数えると数十年も経ちました。今ではMicrosoft社のOSであるWindows10,11自体にセキュリティソフトが組み込まれてい[…]
まとめ
もしかして、「あら、お気の毒様」という印象しか抱かないかもしれませんが、明日は我が身ということもあります。
本記事を読んで少しでも危機感を持って頂けたら幸いです。
※ 記事を参考にされる場合は、必ず弊サイトのプライバシーポリシーを参照し、ご理解頂いたうえで利用されるようお願いします。
※ 記事の内容は 2023年2月14日現在の情報です。左記日付以降の変更には十分ご注意ください。