前回は、ゲーム本体のインスールからスカイリムSEの拡張スクリプトであるSKSE64の導入までを行いました。
今回は、スカイリムSEのMod管理ツールを始めとし、各種ツールを導入していきたいと思います。
(2022.5.3 Creation Kit の導入方法について、ベセスダランチャーからではなくSTEAMアプリからインストールする方法に変更(同年5月1日~)になったことに伴い、説明文及び画像を変更いたしました。⇒ 本記事「2.2 その他導入ツール」の項を参照)
1 ゲーム本体のインストール(日本語版と英語版)(前回)
2 ゲームのバージョンを1.5.97に下げる(前回)
3 英語版の日本語化(前回)
4 SKSE64を導入する(前回)
5 各種ツールの導入(今回)
6 Modの導入(第3回)
今回から何回かに分けて、PC(パソコン)版スカイリムSE(Skyrim Special Edition)にModを導入するまでを書こうと思います。スカイリムSEの場合、ゲームのバージョンを多くのModが正常に動作する1.5.97に戻[…]
前回は、スカイリムSEのMod管理ツールを始めとし、各種ツールを導入していきました。今回は、Modを導入していきたいと思います。下記の2回目までの作業が終了しているという前提で話を進めていきます。 1 […]
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その他の弊ブログ記事
各種ツールの導入
Mod並び換えツール(LOOT)
まず、Mod管理ツールを導入する前に、こちらをインストールしておきます。
・LOOT (ダウンロード先へリンク)
導入したModを並べ替えてくれるツールです。
- インストールの手順はこちら(右記の+をクリック〔タップ〕すると表示されます。)
- 上記リンクをクリックしたら下記のようにページが表示されますので、赤く囲った箇所のリンクをクリックしてみましょう。ファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードが終わったら、ブラウザで設定しているダウンロード先にファイルが保存されているはずなので、ダブルクリックして起動します。
ファイルはこんな感じ。顔みたいでかわいいです。
起動後、言語の選択画面になります。「日本語」を選んでOKをクリックします。
続いてインストール先の設定です。このまま「次へ」をクリックします。
デスクトップ上にアイコンを作成するか訊いてきますが特に必要性はありませんので、チェックを入れずに「次へ」をクリックします。
インストールが始まります。終了すると下記のとおり表示されますので、「完了」をクリックします。


Mod管理ツール(Mod Organizer 2)
続いてMod管理ツールです。今回の記事では「Mod Organizer 2」という有名なツールを使います。
Modはゲームのファイルを変えるものなので、そのModを導入したり削除する場合、当然その都度、ゲームのフォルダにファイルを追加したり既存のファイルを上書きしたり追加していたファイルや既存のファイルを削除したり、、、
そんな面倒くさいし一つ間違えばゲームが起動しなくなってしまうようなことをしなければいけません。
そう、そんなことが起こらないように、いつどんな操作をしたかを記録しておかなければ行けませんし、大事なファイルをバックアップしておかなければいけません。
上書きするファイルを間違えた、ファイルを消しちゃった、などのヒューマンエラーは起こります。導入するMod数が多いほど手作業でのModの管理は不可能に近くなります。
そこで登場するのが、上のような心配がなくなるMod管理ツールというわけです。
・Mod Organizer 2 (ダウンロード先へリンク)
2022年2月現在の内容で説明を書いておきます。昨年までとは内容が違う箇所がありますので、一度見てみましょう。
- インストールの手順はこちら(右記の+をクリック〔タップ〕すると表示されます。)
- 上の”Mod Organizer 2”のリンクをクリックしてみましょう。Nexusページの下記ページが表示されます。
ページ中段までロールすると「FILES」というタブが表示されますので、そこをクリックし(①)、その後表示されるMAINFILESの欄にある「NANUAL DOWNLOAD」をクリック(②)します。 (下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
画面が変わったら「SLOW DOWNLOAD」をクリックします。数秒後にダウンロードが始まり、完了するとブラウザで設定しているダウンロードファイル保存先にファイルが保存されているはずです。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
ファイルはこんな感じです。今度はこのファイルを右クリックして「管理者として実行」をクリックするとインストールが開始されます。
先に導入したModの並び換えツール「LOOT」は「Mod Organizer 2」から起動するのですが、その際「LOOT」が管理者権限で起動を要求しますので、権限を持たない「Mod Organizer 2」では起動できません。そのため、権限を持たせるため「Mod Organizer 2」を再起動することになりますが、あらかじめ管理者権限を持たせた「Mod Organizer 2」をインストールすれば、その手間を省くことができるんです。なお、この設定はインストール後においても変えることができます。(実行ファイルを右クリック>プロパティ>「互換性」のタブをクリック>設定欄で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックしOKをクリックする)最初に「Mod Organizer 2」のライセンス条項が表示されます。下記画像で言うと、①をクリックで選択して「Next」をクリック(②)でライセンス条項を承諾したことになります。
インストール先を設定します。通常は表示されたままの場所でOKです。「Next」をクリックして次に進みます。
次にWindowsのスタートメニューに「Mod Organizer 2」を表示させるかを設定します。特に必要性はありませんので、「Don’t create a Start Menu folder」をクリック(①)し、「Next」をクリック(②)します。
今度はPCのデスクトップにショートカットアイコンを作成するかを設定します。ゲーム自体この「Mod Organizer 2」を立ち上げてから起動しますので、ショートカットはあった方が便利ですね。「Create a desktop shortcut」をクリック(①)して、「Next」をクリック(②)します。
今までの設定事項が表示されます。問題があったら「Back」をクリックするとやり直すことができます。問題なければ「Install」をクリックします。
インストールが終わると、下記のように表示されます。「Finish」をクリックします。
Mod Organizer 2 の初期設定
インストールが終わったら「Mod Organizer 2」の初期設定をします。
- 初期設定方法はこちら(右記の+をクリック〔タップ〕すると表示されます。)
- 最初の画面では「Create a portable instance」をクリック(①)し、「Next」をクリック(②)します。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
次に「Skyrim Special Edition」をクリック(①)し、「Next」をクリック(②)します。
ゲームの名称を確認し、問題なければ「Next」をクリックします。
「Mod Organizer 2」の基本フォルダの設定です。「Next」をクリックします。
次に「Mod Organizer 2」とMod掲載サイトである「NEXUS MODS」の貴方のアカウントの関連付けを行います。この作業を行うと「Mod Organizer 2」にNEXUS アカウントを手入力したりする手間が省けます。
この時点で、ブラウザを開いて「NEXUS MOD」のページにログインしておくと便利です。
次に下記画面で「Connect to Nexus」をクリックします。
ブラウザが開いて下記のように表示されますので、「CONTINUE」をクリックします。
次にNEXUS MODSへ自動で接続するかを訊いてきますので、「AUTHORISE」(承認するという意味)ボタンをクリックします。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
スカイリムSEのMod掲載最大手であるNEXUS MODSには、各Modページで「MOD MANAGER DOWNLOAD」をクリックすれば自動でMod管理ツール内にダウンロードしてくれる機能があります。そのため、この記事では超便利な当機能を使えるようにする前提で解説していきます。クリックしたら下の画像のように表示されますので、ブラウザを閉じます。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
今までの設定のおさらい。内容に間違いなければ「Finish」をクリックします。
「Mod organizer 2」が開きます。真ん中の方に小さい窓が開き、Nexusからダウンロードするとき、「Mod Organizer 2」に直接ダウンロードするかどうか訊いてきます。「Yes」をクリックします。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
「Mod Organizer 2」で日本語化するには次のように操作しましょう。左上の工具アイコンをクリック(①)すると設定ウィンドウが開きますので、上のタブのうち「General」をクリック(②)、Languageは「日本語(日本)」を選んで(③)、下の「OK」をクリック(④)します。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
ここまで作業が終わったら、「Mod Organizer 2」の右上を見てみましょう。実行と書かれたボタンの左にプルダウンする横長のボタンがありますので、クリックしてみます(①)。
おそらく、「SKSE」(前に導入した「SKSE64」のことです。)が一番上に来ていると思いますので、これを選択したまま(②)右横の実行ボタンをクリック(③)してみましょう。無事ゲームが起動すればOKです。(下記画像クリックで拡大画像が別窓で表示)
「SKSE64」のほかに、本記事の冒頭で導入した「LOOT」もここで起動します。
注意点
・「SKSE64」と「LOOT」はあらかじめ導入しておけば、特に設定しなくても「Mod Organizer 2」で起動できるようになります。
・「LOOT」がエラー表示されて使えない場合は、一度「SKSE」を選択してゲームを起動してみましょう。おそらくこれで正常に動作すると思います。
Modの導入は、次回の記事で説明します。先に他のツールを導入していきます。
その他のツール等
ここで説明するものは「Mod Organizer 2」にダウンロードしないでください。
Microfsoft Visual C++ Redistribute for Visual Studio 2022
Windows 向けのランタイムゲームのエンジンに起因するバグを直す「SSE Engine Fixes」を始め、いくつかのModがこのランタイムを利用します。
ダウンロードするファイルは、ダウンロード先ページの「Visual Studio 2015, 2017, 2019, and 2022」の項、https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe になります。クリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードしたVC_redist.x64 をダブルクリックすると下記の窓が表示されますので、表示されるライセンス条項に問題なければ、「ライセンス条項および使用条件に同意する」をチェックし(①)、インストールボタンをクリック(②)します。
(管理者権限でのインストールとなります。)
インストールが終了したら、PC(パソコン)を再起動しましょう。これで導入完了です。
ここから本格的にツール類を導入していきますが、その前にハードディスクドライブの直下に「スカイリムSEツール」などの名称でフォルダを作っておくと便利です。
また、フォルダはショートカットを作ってデスクトップに貼り付けておけば使い勝手がよくなりますよ。
本記事ではCドライブの直下に「スカイリムツール」というフォルダを作ったという前提で話を進めていきます。
以後紹介するツールについては、ダウンロード及びインストールの方法について大分手慣れてきたと思いますので、記載を省略します。
7z形式や他の圧縮ファイルの解凍方法がどうしても分からないという人は、「7z 解凍」などで検索してみてください。
また、ツールのダウンロード先についてはNEXUSMODSではなく、スカイリムSEのModまとめページとも言うべき「Skyrim Special Edition Mod データベース」というページのリンクを貼り付けますので、詳細を読んでからダウンロードページに進んでください。
その他導入ツール
・SSEEdit Modの編集及びクリーニングをする。
・xTranslator 導入したModを翻訳する。有志作成の翻訳ファイルが必要になるが、設定次第である程度自動翻訳してくれる。使い方の一部は次回記事で説明(予定)。
・BSA Browser スカイリムSEのbsa/ba2ファイルの構造確認や解凍ができる。
・Nif Scope 初心者は、身につけている衣類を削除するものと覚えておけばOK。
一番上に表示される記事の下「Assets」の欄に「NifSkope_2_0_20XX-XX-XX-x64.7z」と書かれたファイルがありますので、これをクリックするとダウンロードが始まります。
・FallrimTools – Script cleaner and more 今後、Modの導入や削除を繰り返し不安定になるであろうゲームのセーブデータをクリーニングしてくれる。
Fallrim Tools ではなく、Reserver の方をダウンロードしてください。
稼働には、Java 8 or newer (64 bit) が必要になります。画面真ん中の赤いボタン(Java Download)をクリックすると、Important Oracle Java License Update(英語)が表示されますので、その下にある「Agree and Start Free Dowwnload」という赤いボタンをクリックするとライセンス条項を承諾したことになり、ダウンロードが開始されます。
・Creation Kit(2022.5.1よりSTEAMクライアントからインストールする方法に変更)
- インストールの手順は右記の+をクリック〔タップ〕すると表示されます。
-
① STEAMクライアントを起動します。
② クライアント画面が表示されたら、①左上のストアをクリックし、②検索窓に「creation kit」と入力します(注:Enterを押すなどして検索しないこと)。
③ 検索窓の下にいくつかのアプリが表示されるので、その中から「Skyrim Special Edition Creation Kit」をクリックする(下の画像をクリックすると、拡大表示された画像が別窓で開きます)。
④ 画面の表示が変わったら「Skyrim Special Edition Creation Kitを使用」の表示が見えるまで下にスクロールし、表示の右にある緑色の「無料」ボタンをクリックします(下の画像をクリックすると、拡大表示された画像が別窓で開きます)。
⑤ 別窓が開き、しばらくすると下記のとおり表示されると思います。下の「次へ」をクリックします。
⑥ 表示が変わり、ソフトウェアのEULA(「ソフトウェア利用規約」の意味)が表示されます。下の「同意する」をクリックすると、このEULAに同意したことになります。
⑦ 窓が閉じると、STEAMアプリ画面下の真ん中に下記のようにダウンロード中と表示されます。
⑧ ダウンロードとインストールが完了すると、この表示が「ダウンロード 1/1アイテム完了」と表示されます。ライブラリに切り替えて、左に「Skyrim Special Edition Creation Kit」と表示され、これをクリックするとCreation Kitの表示に切り替わって緑色の「起動」ボタンが表示されていたらOKです(下の画像をクリックすると、拡大表示された画像が別窓で開きます)。
(2022.5.3 旧記事削除のうえ加筆)
まとめ
終わりに、現時点での「スカイリムSEツール」フォルダの内容を貼り付けておきます。
わかりやすいように、デスクトップにあった「Mod organizer 2」と「Bethesdaランチャー」のショートカットをここに配置しました。
「LOOT」と「Microfsoft Visual C++ Redistribute for Visual Studio 2022」はWindows本体に、「Creation Kit」はスカイリムSE本体にそれぞれインストールされているので、ここには出てきません。
また、Mod導入の際に頻繁に使う「xTranslator」のショートカットも作ってここに配置しています。あとはお好みでよいでしょう。
次の記事「その3」で お待ちかね、Modを導入してみましょう。
前回は、スカイリムSEのMod管理ツールを始めとし、各種ツールを導入していきました。今回は、Modを導入していきたいと思います。下記の2回目までの作業が終了しているという前提で話を進めていきます。 1 […]
ここまでお疲れ様でした。
※この記事は、2022年2月19日現在の状況をもとに記載しています。
この記事を書いている時点でのスカイリムSEのバージョンは1.6.353で、そこからバージョンを1.5.97に戻した前提で記事を作成しています(前回記事参照)。
本記事で紹介した作業は、すべて自己責任で行ってください。